2013年2月6日水曜日

コッククロフト・ウォルトン回路を作ってみた。(2)完遂編

コッククロフト・ウォルトン回路を作ろうとするのはいいのだけれど、いきなり150段とか作っても、動いてくれない。
初心に返って50段くらいから作ってみる事にした。

…。
……。

という訳でいろいろ買って来た。
メタライズドポリプロピレンフィルムコンデンサ。
上が0.01μF630V、
下が2.2μF250V。

高圧セラミックコンデンサ。
1000pF4kV。

汎用整流ダイオード。
1000V1A。

買って来たのはこれだけ。

他に使うパーツは、
NチャネルMOS-FET

基板実装用トランス(6V,12V〜100V)

6P形ニッケル水素電池

その他、ツェナーダイオード(5.6V1W)、メタライズドポリエステルフィルムコンデンサ(63V1.0μF)、大学の先生からもらった高圧用被覆線(20kV)、秋月電子で買った片面基板など。
以上。

早速作っていく。
回路図等は実験室-Danger-さん参照。
今回使用するコンデンサは秋月電子で購入したメタライズドポリプロピレンフィルムコンデンサ、0.01μF630V。50個。
ダイオードは千石電商で100本束で売っていた1000V1Aの汎用整流ダイオード。
製作中…

裏面。

…。

できた。

手のひらサイズに収まった。

次にインバータを作る。
回路図がこれ。

マルチバイブレータのパルスでMOS-FETを駆動し、トランスで約100Vに変圧する。
シミュレーターではうまく作動した。
実装したらどうなるか。
まずはブレッドボード上。

ボード左下がマルチバイブレータ。

12V入力でこの値。
周波数が想定(約50Hz)より少し高いがたいした問題ではない。…と思う。
早速基板上に実装。

…。

一回失敗。マルチバイブレータが発振しなかった。

もう一度製作。

成功。うまく発振していた。残りも実装して…
完成。

インバータとコッククロフト・ウォルトン回路をつなげる。

放電を確認。
大成功。

と、いうわけで、今回は無事作動する回路ができました。
コッククロフト・ウォルトン回路は耐圧高めの素子で組んでいるので、300V入力くらいまではOK。
ちなみに、これらの回路の接続はすべてコネクタ式で、異なる回路との接続が可能です。
次は、1000pFのコンデンサで50段、組み上げてみようと思います。
放電間隔の短縮が望めるかな。

撮影器具…PS VITA

2013年2月2日土曜日

長い休み。

期末テストも終了し、3月29まで休み。
別にやる事がない訳ではない。

免許取りたい。

車に乗りたいのもある。就職等において有利という話も聞く。友人が取ったというのもある。
が、何よりも、学校と家の間の荷物輸送が半端じゃない。現状、輸送時は鞄二つで電車。往復3時間を何回しても終わらない。朝夕のラッシュと逆方向の移動(自宅が都内、学校が近郊)なのが唯一の救いか。そんな時、ふと、OBさんが学校に荷物を受け取りに車で来ていたのを思い出す。

『車なら一回で済むのに』

そう思った。
携帯電話を欲した事がない私だが、自動車免許ばかりは欲しがった。
が、障害となるのはやはり親である。
母親は特に異論がないようである。問題は父親。
父親自身、ちょっとした事故(例…後ろも見ずとっさにバックし、後ろの車にゴン。結果バンパー交換。)を起こした事があり、痛い目は散々見ている。
ゆえに、免許を取らせるのを渋っている。尤も、私とて毎日のように乗り回すのではなく、必要な時のみ使うだけ。

丁度我が家には2台の車がある。HONDA ライフ(母所有)、VOLVO V70(父所有)。
練習には軽自動車のライフが向いているし、実際の長距離移動にはV70が適している。
母親も、こういった使い分けには賛成のようである。
とはいえ、父親を説得しなければ何も始まらないし、教習にかかる費用も馬鹿にできない。
仮に免許取得の方向でいったとしても、素直に取れるとは限らない。

前途多難な休みになりそうである。

※その他近況。
・PCとMacがまたデータ損失したため、しばらく更新ができませんでした。平にご容赦を…。KEK後編は同じ理由で中止となります。
・正直今回ちょっと単位がヤバい。(まじめにはやっていましたけど。)更新頻度に影響しそうです。どれだけの人が見ているかわかりませんが。

※今後の予定
・免許取る
・まともに動くコッククロフト・ウォルトン回路を作る。